ホースキャンプ

今年は、夏休みの前半に1週間、そして今週と2度、サマーキャンプ体験をしました。

今週のキャンプは、YMCAで主催しているもので、3、4種のコースがある中から綾花が選んだのはもちろん、ホースキャンプです。(こちらのステーブルでは、6月に綾花の誕生会も行いました。)

この地域周辺には、YMCAともう1カ所、クリスチャン系の大規模なサマーキャンプを展開している所がありますが、初日に来てみてびっくり。広大な森の中の車道を通り抜けると、キャンパーが食事するダイニングルーム専用のロッジがあり、その他にも見渡す限りの芝のグラウンド、テニスコート、バスケットボールコート、遊泳可能な湖、ホースステイブル、アーチェリー場などが点在します。

その昔、私はリゾート地で別荘地の開発販売に携わる不動産業に携わっていたのですが、その頃の夢が、別荘地を使って夏休み中に子供が合宿出来る様な施設を作って自然の中で一夏過ごさせてあげたい、というものでしたが、このサマーキャンプの場所って私の思い描いていた夢の様な場所だったので、なんだかとても嬉しくなりました。私が小さい頃から思い描いていた夢って、アメリカには結構あるんですよね。だから私、ここに来たのかしら? それとも魂はこちらの人間だったのかしら?

 

ホースキャンプに登録した綾花は、午前中は乗馬を行い、ランチ後は毎日違ったアクテイビテーを行ないます。初日の月曜は、水泳テストといって、各キャンパーがどの程度泳げるのかを確認する為のテストを行ない、同じレベルの子供2人、または3人を集め、その子供達がバデイと言ってキャンプ期間中の水泳仲間になります。バデイたちは、湖で泳いでいる間は常に行動を共にして、バデイに何かあったら直ぐにカウンセラーに報告するという決りだそうです。ようは、子供同士の安全対策ね。その他にも、アーチェリーやバスケ等、毎日あれこれと遊びまくって、毎日疲れきって帰って来ていました。

そして最後の金曜日には、参加者の保護者達は乗馬のデモンストレーションに招待されました。

ホースキャンプには総勢25名程が参加し、レベルごとに3つのグループに分けられていました。綾花は上級レベルということで、デモンストレーションは屋外のアリーナで行なわれていました。(実は、他の親御さんにまぎれて、私は屋内アリーナで綾花の登場を待っていたのでしたが、事態に気がついた綾花が馬からおりて、私を呼びに来てくれたのだ)

今回のキャンプで綾花がお世話になったのは、ポニーのBLACK JACKくん。普段、ミニチュアホースに乗っているので、ポニーといえどもとても大きく感じます。おまけに、普段のミニチュアホースは、頑固親父でなかなか言う事を聞かないので、乗馬用に仕込まれたBLACK JACKくんの扱いは、綾花にとってはかなりらくちんで、この5日間、単純に馬に乗ることを楽しめた様です。

こちらでデモンストレーションの様子が見られます。一見簡単そうに見えると思うでしょ? でもね私も乗馬の経験が多少はあるので言えるんだけど、馬をリードして決められたコースを歩かせるのって、かなりむずかしいことなのよ。だからね、このデモンストレーション見たら、

「うわー、すごーい。いつの間にこんなこと出来る様になったの!」

っていつもの親ばかアテイチュートで感激しちゃいましたのよ♡。

乗馬の先生には浮気者って思われちゃうかもしれないけど、たまには違うステーブルで、違う馬に乗ってみるのもいいものね。お値段もなかなかなものだけあって、良い経験のできたサマーキャンプでした。

Y-NOAHのスタッフの皆さん、大変ありがとうございましした。来年もお世話になりまーす。

サマーキャンプでの出会い

今年の夏、綾花は1週間(月〜金)のホースキャンプに2回参加することになっていますが、今日はその第1回目のサマーキャンプの最終日です。家から車で40分程離れた馬牧場に朝9時に出かけ、5時までバーンの仕事、乗馬、お友達との自由遊び等楽しんできました。ここに参加している子供達は、生徒が7人、お手伝いやサポートをする高校生のお姉さん達が4人で、一番年下は7歳から一番年上は18歳までの子供達が毎日乗馬を通じての交流を楽しんできました。

余り社交的でなくて、どちらかというとシャイな綾花だけど、馬のこととなるととっても積極的になるので、このキャンプでは、驚く程多くの友だちを作って来ました。

その中でも驚く程奇遇な出会いだったのは、1歳年下のJちゃんという女の子。1日目に通っている学校の話になった時に、Jちゃんは、今綾花が通っている学校のオーデイションに受かったので、秋からはそこに通うということが分かってお互いにびっくりしたという事から始まりました。そして2日目に、Jちゃんが

「昨日、来年通う学校の上級生から、ウェルカムレターが届いたの。」

と言う事で、手紙に書かれていた内容を話してきかせてくれたら、綾花は自分が書いた手紙の内容に似ていると気がつき、自分のフルネームをJちゃんに教えて、その手紙の主が誰か確認してと聞いたところ、、、、

翌日、Jちゃんはその手紙を持参して来た。そしたらね、それは学年末に綾花が書いたものだったことがわかったの。なんて言う偶然なんでしょうね。綾花の担任の先生は、夏あけに自分が受け持つ生徒に、前年受け持った生徒から手紙を送る事をされているの。綾花も昨夏その手紙を受け取って、今でも学校ファイルに保管してあるのよ。ちなみに、Jちゃんには、この担任の先生のクラスはとっても大変だよーとアドバイスしたそうです。

その他にも、お手伝いで参加してくれていた18歳のお姉さんで夏あけから大学生になる人が、オーケストラでハープを弾いているという事から音楽の話題になって、それからどういう風に話題が変わったのか分からないけど、日本語を勉強していて大学では本格的に日本語を習う予定だということが分かったんだって。それで

「綾花も日本語をちょっとだけ話せる事、お話した?」

ってきいたら

「私は半分日本人だよ」

って言った、、、って。それで ”乗馬” ”馬”って言葉を教えてあげたんだ。と言っていた。それを聞いて、ちょっと嬉しかったけどね、余り騒ぎ立てのも良くないかなあ、、、、と心の中だけで留めて、

「ふーん、色んな人いるのね」

と言ってみたんだけどね、なんか素っ気なかったかなあ、、、、

10才の誕生会、驚きの再会

あと2週間で綾花のお誕生日。

今年の誕生会は、綾花のたっての希望、 従兄弟と馬に乗りたい! を実現させてあげました。 でも、これってとってもお金のかかる事なので、私達からのお誕生日プレゼントは無しよ!という条件を出したら、それでもオーケーということでした。

で、いざ、誕生会としてトレイルライドを提供してくれるステーブルを探し始めてみたものの、これまたなかなか条件のあう所がなく一苦労しました。結局は、YMCAが所有しているステーブルで誕生日パックというものを見つけ、これに決めましたが、こちら連絡がなかなかスムースにいかず、一時は誕生会開催を諦めましたが、10日程前にやっと連絡が取れた次第です。

1時間のトレイルライドへは、9人の従兄弟と2人の大人が参加しました。ライドに出かける前に短い講義を受けるライダーたち。乗馬体験が初めてという子供も何人かいたので、皆緊張した様子です。

 

綾花が乗った馬の名前は、”フリーダム” なかなかのハンサムなお馬さんでした。

毎週通っている乗馬クラブでは、現在ミニチュアホースのトレーニング中なので、大きな馬に乗るのは久しぶりで、とっても満足そう。

このトレイルライドは、8歳以上と決められていたので、3歳と4歳のいとこ達は参加出来ませんでしたが、彼ら用に、ポニーの引き綱ライドも用意して頂けました。最初は、怖がって乗りたがらなかった甥たちも、1度乗ったら病みつきになってしまい、その後もう一度ずつ乗らせてもらいました。

トレイルライドから戻って来たら、今度は室内でお誕生ケーキとプレゼントのお披露目をしましたが、このパーテイ−会場の壁に、こちらのステーブルで飼われている馬の写真と紹介文が飾られていたので、それらを読んでいたらすごい事を発見してしまったの。

なんと、小さな甥達が乗ったポニーは、昔アクロン動物園でポニーライド用のポニーとして働いていたお馬ちゃんでした。2年前にアクロン動物園のお馬コーナーの閉鎖に伴って、こちらのステーブルに引き取られたという事ですが、このお馬ちゃん、なんと綾花が3歳2ヶ月の時にアクロン動物園で初めて乗ったポニーちゃんだったの、すごい偶然でしょう。この頃の綾花は、私と2メートルでも離れようものなら大泣きする様な子供だったんだけど、ポニーに乗った時には、私が柵の外で見ていても全然平気だったのよ。今思えば、これが馬好きの兆候だったのよね。

 

こうして無事終わった10歳のお誕生会、、、、20代の2人を除く従兄弟全員で、綾花の大好きな馬に乗ってのお祝いは、綾花も大満足。そしてちょっと怖がっていたいとこ達も、とても楽しめたようで よかったよかった。

馬の調教 その後の経過

2ヶ月程前でしょうか、綾花が子馬の調教を任されたという日記を書いたのは、、、、、あれから週2回の頻度でローマンに騎乗して、乗馬馬にする為の訓練を続けています。

ちょっとおさらいですが、この子馬のローマンは、子供馬ではなく、大きくならない小さな馬です。推定年齢は、20才。前オーナーの元では、特に訓練される事もなく牧場に放たれていた為、12月に綾花の通うステイブルにやって来て以来、人間に扱われる事(くつわをかけられたり、引き綱で歩く事や、ブラッシングされる事)から始め、この3月から実際に人を乗せて走らされる練習をしています。 綾花がメインの調教師に選ばれたのは、この馬に乗れる体重制限があったため、制限内の体重の子供で、馬の扱いに慣れていて、多少暴れられても冷静に乗っていられる条件にあっていたから、という理由でした。それと、本人のやりたい意思もかなり大きかったし。

ローマンに乗り始めて2ヶ月経った今では、ローマンも綾花に乗られる事にはすっかり慣れ、大抵の場合はおとなしく扱われています。が、最初の数回は、ハラハラさせられる場面がとても多かったものです。確か2度目の騎乗の時です、ローマンはすでに綾花に厳しく扱われる事を把握していたので、綾花の顔をみるや否や、歯を剥き出しにして、もの凄い顔をしたんです。馬のあんな顔、初めて見ました。ローマンには失礼だけど、無理矢理笑顔を作っているみたいでちょっと笑えました。 そして、綾花がローマンに近づこうものなら、後ろ足で蹴りを入れるんです。実際には綾花も警戒していたので、蹴られはしませんでしたが、ローマンの必死の抵抗はかなり続きました。

犬の調教でも同じですが、タイミングってとっても大事で、ローマンが必死で抵抗するこの時に、絶対自分の身を引いてはいけない事を、コーチには教えて頂きました。これは、自然界では事実上の降参になるため、よりいっそうこの馬を扱いにくくするということです。 ローマンが降参するまで、ある一定の距離を保ちつつもにらみ合は続きました。5分経過して、1歩ローマンに近寄り、またしばらく待つ、、、、という繰り返し。この時の緊張感は何とも言えないものでしたが、結局15分程でローマンは降参し、若干の抵抗があったものの、くつわを取り付ける事に成功しました。

しかし、その後もローマンの抵抗は続きます。綾花が騎乗して歩かせても、3歩程歩くと、両後ろ足を蹴り上げ、綾花を落とそうとするんです。私も昨年の夏、トレイルライドに挑戦した際に、お尻にたかったホースフライ(馬蠅?)に反応して、馬が何度も両後ろ足を蹴る上げて、とても恐い思いをした事があるので、その恐怖感は、遠目から見ていても感じられるんですが、実際のところ綾花は、「ローマンから落ちたってたかが1メートルくらいだから、恐くも何ともない。」と何とも頼りがいのある事を言ってました。そして先生は、綾花のこの言葉に  That’s my girl! ♡と、これまた頼もしい言葉で応えてくれました。

そうこうして、毎回ローマンとの格闘を続けて来ましたが、先週末すごいことに気がついたんです。 いつもの様にローマンの騎乗の際、その日に限って、ステイブルでアルバイトをしている14、5歳くらいのお姉ちゃんが、綾花の為にローマンを用意してくれました。この用意とは、くつわをかけて、ブラッシング、そしてサドルを乗せるのですが、この間ローマンは、またまたあの笑える醜い顔で、この子を威嚇しているんです。そこで、このお姉ちゃんは、ローマンに手厳しいお仕置き(お尻ぺんぺんです)をしましたが、頑固なローマンは、全然降参する気配がありません。そこでコーチが、綾花に任せたら、、、と提案してくれ、お姉ちゃんがハラハラ見守る中、ローマンは綾花に引き渡されました。すると、ローマンはすっかり落ち着き、綾花のブラッシングのタイミングに合わせて体の重心を置き換えたりしているんです。

コーチはこうなる事は承知でいたようですが、この現象は この2ヶ月で綾花が作り上げた、ローマンへの信頼度の成果なのだそうです。馬を調教する時には、いきなり誰にでもあわせられる様にするわけでなく、まずはパートナーとなるべく人物との信頼関係を作り上げ、それがある程度確立したところで、今度は万人にあわせられる様に訓練するんだそうです。ということで、今の段階では、ローマンと綾花の関係をもう少し深める事が大事なんだとか、、、、

私も毎回のレッスン、訓練の場に同席していますが、ローマンの訓練の経過を見ていて、馬の表情やムードが何となく読める様になって来ました。私は、綾花の母という事を知っているのか、それとも訓練終了後のおやつをあげる係だからなのか(綾花にいわせると、美味しいとこ取りだそうです)、ローマンは私には変な顔もしないし、おとなしく頭をなでさせてくれるんです。なんかね、馬を飼いたくなって来ちゃいました。(いかんいかん)

*写真は、歩行中、他の馬に追い越されることに慣れる訓練をしているところです。

Ayaka’s Earning

かれこれ習い始めて2年程経過する綾花の乗馬レッスンですが、今のステーブルに移って丸1年を迎えました。いやあ、片道40分の運転とレッスン中の1時間の暇つぶし、私もトニーもよくがんばっているわ〜。(笑) 習っている本人は好きなことだから、頑張っているのではない、楽しんでいるのだ。

で、先日の日曜もその前の週に引き続き、子馬のローマンに騎乗。(くわしはhttps://blog.emitony.com/2012/03/17/https://blog.emitony.com/2012/03/17)

ところが、頑固なローマン(馬の世界では、小型の馬やポニーの方が気性が荒いというのは、常識らしい)、1週間前にレッスン馬としてデビューしたものの、人を乗せて歩くことに拒否反応を示し始め、騎乗者が乗馬して、「さあ歩け!」とお尻をペンペンすると、バックトと言って両後ろ足で蹴り上げる反応を起こすというのだ。まだまだ乗馬馬としての経験が浅いので、完璧に訓練されている訳ではない。しかもミニチュアホースだけあって、騎乗者の体重制限があるので、先生自身が訓練することは出来ないため、訓練もなかなかすすまない。

そんな暴れ馬なローマンですが、綾花はローマンへの騎乗を楽しんでいる様子だったので、先生からある相談をうけた。 それは、通常のレッスン以外に 綾花に週2日くらいの頻度でステーブルに来てもらい、ローマンの訓練を手伝って欲しい。というもの。もちろんこのお手伝いの際は、レッスン料を支払う必要はない。支払うのは、私の労力と忍耐力のみ。綾花にとっては、棚からぼたもちな提案だ。私が先生にどんな返事をするのか、目を輝かせて見守っている。あれこれと頭の中で考えたけど結局は、宿題の量にも寄るけど、週2日、放課後にこちらに綾花を連れてくるということになりました。

レッスン後の車の中で、I earned my teacher’s trust! と誇らしげに綾花は語る。確かにそうね。これまで乗馬する機会は有料のレッスンだけだったけど、先生のお手伝いという形で乗馬出来る様になったわけで、これはやはり、綾花がこれまでのレッスンを通じて築き上げた信頼の結果なんだよね。ま、私達夫婦も送り迎えなどのサポートはして来たけどね。

今はちょうどバイオリンも一段落ついている時期だし、学校の宿題の量も(諸先輩方の話では)少なくなり始める頃だし、乗馬馬育成の訓練のレッスンと思って、運転と待ち時間は、快く引き受けよう。これもそういう運命なのか、ちょうど興味深い本を友人に借りたところなので、待ち時間に読めるではないか! それにものは考え用で、もし綾花がもう少し年をとっていて体重が重くなっていたら、ローマンへの騎乗は無理な話で、ある意味すべてがグッドタイミングなんだよね。

子馬のローマン

毎週通っている乗馬教室のステイブルに、昨年11月に加わったミニチュアホースのローマンという馬がいました。この馬は、大人でも大きくならず、ミニチュアホースというカテゴリーに入るらしい。

このローマン君は、1月に産まれた乗馬教室のオーナーの先生の子供のために、このステーブルにやって来た馬です。先生の赤ちゃん、生まれた時からホースオーナーなの。綾花にとっては、とーっても羨ましい話。っま、これも人生の教訓。

ところで、このローマンに乗馬出来るのは、体重制限があって最高約33キロぐらいまで。なので必然的に、綾花くらいの子供のレッスン馬となる。 しかしレッスン馬と言っても、ローマンは何の躾も受けないままこのステイブルにやって来たので、この4ヶ月は、乗馬器具やブラッシングに慣れさせたり、リードを引いて歩く訓練を先生や大きなお姉ちゃん達がやって来ました。そしてこの週末、いよいよレッスン馬としてデビューです。

レッスン馬としての経験のないローマンには、しっかり経験をつんだ騎乗者(で、体重が33キロ以下)が必要だということで、綾花が輝く騎乗者第一号に選ばれました。ピース!

最初にインドアアリーナで20分程ならしてから、アウトドアーアリーナへ移動。 暖冬で既に初夏を思わせるような気候のため、外は馬にとって美味しそうな草がいっぱい。ステイブルからアウトドアーアリーナに移動する際、ローマンは必然的に、美味しそうな草の方へ行ってしまいます。(彼の場合、目線が地面に近いので、狙った草はかなり近場にあることだし、、、、、)そんなローマンをしっかり誘導するのが騎乗者の技。手綱でローマンの顔を一定の位置に固定しつつ、ローマンが草に気を取られたら、つかさず足でお腹を蹴る。こういう技は、頭で考えるのでなく体で反応するもので、経験して学んでいくもの。綾花も先生の指示を聞きながらも、馬の動きを感じる為に意識を集中させていました。

無事、アウトドアーアリーナまで移動出来たローマンに先生が一言、

「ローマン、ただ飯を食べる時期はもう終了よ。今日からはしっかり働いてもらうからね!」

いいなあ、こういうアテチュード。動物を人間化しがちなこの時代、動物は動物であって、かわいいばかりではいられないってこと、私も綾花もしっかり学びたい。 よくこの先生が言うのが、乗馬教室にやってくる子供で、馬はデイズニーの世界の様に、なんでも言う事を聞いてくれ、子供が乗っても乱暴に走らない、なんて幻想を持っていることが多々あるらしいんだけど、馬を扱うってことはそんな甘いものではない。自然(馬も自然の1つ)をコントロールするには、それなりの厳しさがなければいけないと、、、、、この乗馬教室で、私も色んなこと学んでいます。ちなみにこの先生まだ27歳。15歳からこのステイブルを経営しているんだとか、、、、、、

Horseman ship

今現在 綾花が通っている、ステイブル(乗馬レッスン場所のこと)で乗馬を始めてそろそろ4ヶ月。 この夏は、カンター(軽早足)が出来る様になり、ますます乗馬の魅力に引き込まれつつあります。

ところで、乗馬をしているというと、「お嬢様〜」という言葉がよく聞かれますが、実際乗馬をしている娘を見ていると、そんな言葉のイメージからは大分かけ離れたものにしか見えません。まあ、最初のうちは、毎回毎回決して安いとは言えない金額を出して、馬に乗って一体何の役に立つのだろう、、、、と少しは疑問にも思っていたのですが、最近その考えが変わりつつあります。

ホースマンシップ という言葉があるのですが、これは乗馬を通じて自然に身につけて行く作法みたいなものです。例えば、馬に乗る前に、馬のブラッシングを一通り行なって、器具を取り付ける。乗った後には、器具を外し、馬の汗を拭き取ってあげて、またブラッシングをしてあげる等など、、、、馬に取り付ける器具にも色々な物があって、例えば手縄などは、持ち運ぶ際には肩にかけるなど、それぞれの器具にも扱い方があるんです。これらの器具を保存しておく部屋をタックルームと呼びますが、この部屋の中でも、それぞれの器具を置く場所が決まっていて、使用後は必ずそこに戻すこと。ブラッシング用のブラシも何種類もあって、目的によって使い分ける等、、、、何かにつけて無駄がなく、すべてが計算的に感じられます。綾花の乗馬について行って見学して行くうちに、昔、短期間だけ挑戦した茶道の世界に通じるものがある様に思えてきました。

また、綾花の通っているステイブルの素晴らしいところは、子供達がある程度の年齢になると、週末の半日程を、馬小屋の掃除や馬の世話に駆り出されます。馬を飼育するという事は本当に労力を使うもので、こういう苦労を知りつつ馬に乗る歓びを味あわせてもらえる、貴重な経験だと思います。そしてさらに成長すると、小さな生徒さんのインストラクターになる教育もしてもらえます。実際綾花がここに通い始めた時の先生は、18歳の高校生のお姉さんでした。綾花に優しく指導する姿は、決して18歳には見えない風格でしたが、時々乗馬友だちと話している会話を聞くと、やっぱり高校生だなあ、、、、と感じたりもしました。その先生も、この夏から大学生となって、オハイオを離れてしまい、今は、また新しい高校生のお姉さんが、ステイブルマスター(女性だけどね)に習いながら、綾花のレッスンを指導して下さっています。綾花もレッスンを受けつつ、このステイブルでの自分の将来を垣間みているんでしょうね。こういう社会に幼いうちから属せるという事は、今時の時代、とても貴重な事だと思います。そんな考えで、乗馬のレッスンというのは、我が家においては、大変有効な習い事なんですねえ、、、、

そうそう、先日レッスンから帰ってきた綾花が、家の中で妙に静かにしているのでへんだなあ、、、と思ったのですが、玄関で、せっせとブーツとヘルメットを磨いていました。たしかその日は、ステイブルでも、何人かの子供達がサドルや手綱を磨いていたんですよね。こういう影響は、理想的ですよね。

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