Show Me Your Paper

3日前に大きな話題となった、アリゾナ州の Show Me Your Paper 法施行のニュースは、コロラド州の森林火災と、本日最高裁によって合憲判決となった通称 ”オバマケアー” の話題でちょっと影が薄いけど、このアリゾナ州の新しく施行された法律は、私には結構大事な問題なの。

Show Me Your Paper法っていうのは、アリゾナ州の警察が誰に対しても自由に、身分証明の提示を求めることができるというもの。この法律に特に脅かされるのは、違法滞在者。メキシコとの国境があるこの州には違法で入国した住人が多く、違法滞在者の人口の数はコントロールの利かない範囲にまでおよび、アメリカの抱える大きな社会問題の1つとなっています。

この夏、我が家ではアリゾナやコロラド、カリフォルニアにまで車を運転して出かける予定なんだけど、アリゾナ州で ”Show Me Your Paper” という事態に遭遇して、もし私がグリーンカードを持参していなかったら、我が身を証明出来るまではジェイルに入れられても仕方がないらしい、、、、、アメリカは州ごとに法律が違ってるもの、普段生活している分には他州の事は余り関係ないけど、この法律は、私の様に何州もまたいで旅行する場合には、知っておかなければいけない知識の1つね。

ちなみに、違法滞在者をサポートする団体の意見では、万が一警察に身元証明を求められた場合には、黙秘権を使って徹底的に黙り込みを決め、違法滞在者の人権を専門で扱う弁護士に連絡を取る事をすすめていました。 違法滞在者は、この国にいる事が違法であるので彼らをサポートするという発想が疑問にかんじられる方が多いと思いますが、違法滞在者の存在は、この国に深い根付いていてなかなか彼らを切り捨てる事も困難な状態なんですよね。 昔日本で言われた3Kと呼ばれる過酷な労働仕事は、アメリカ人には嫌われても、違法滞在者は快く引き受けてくれます。彼らの存在なくしては、アメリカは成り立たないと言っても過言ではないんです。

また違法でこの国に入国しても、アメリカで生まれた子供はアメリカ人と見なされます。ここ数年、違法滞在者2世の有権者が増え、選挙にも強い影響を与えられる様になり始めたので、政治家も一概に違法滞在者たたきを行なう事が出来ず、違法滞在者についての扱いは、かなりグレーな領域にあります。 アメリカの抱えている問題というのは、白黒決められないものが多すぎて、私も確固とした意見を持つのがとても困難なの。だから、オバマ大統領にしても、その前のブッシュ大統領にしても、この国のリーダーとなってこういう問題に向き合おうとするそのガッツには敬意をもっています。でも彼らの仕事の内容に大しては、必ずしもそうとは言えないんだけどね。

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