食生活の見直し

旅行、自宅滞在を繰り返したこの夏は、本当にめまぐるしく過ぎて行きました。特に7月のヴァージニア旅行は、我が家のお気に入りの滞在型ではなく、高温警報が発令される程の高気温の中の、移動型でアクテイビテイーの多い旅行だったので、身体もかなり参ってしまいました。

実は、この旅行中の食生活がひどい物で、日本から帰ってきたばかりの身体には、相当な負担がありました。旅行中は外食せざるを得ないのは仕方ないのですが、この旅行先での外食の選択肢がファーストフードに近いものばかりだったんです。この為旅行の最後の辺りから、私は体調を崩して、旅行後2日間、どんな食べ物も受け付けられずにいました。こんな経験があったので、食生活について改めて考えさせられました。

この経験後しばらくは、肉類を控えた生野菜中心の食生活に切り替えていました。この時期は、ファーマーズマーケットやわずかだけど、家の庭から取れた野菜を食べられたので、食卓もとってもカラフルでした。そして旬の物って、本当に美味しいという事も実感。我が家では、生の野菜のドレッシングはオリーブ油、潮,胡椒程度のみで食べるのですが、噛むごとに本来の野菜の味が口の中に広がって、”これがお日様の恵みなんだなああ、、、、、”なんて実感しながら頂いていました。

そんな事を実家の母に伝えた翌週、”ぬかどこの素” なるものが送られてきました。実家のぬかどこを見る度に、「アメリカでもぬかどこ作れないかなあ、、、」なんてつぶやいていた事もあって、スーパーで見かけた、水を混ぜるだけで作れるぬかどこのもと、なる物を探し出してくれたんです。有り難いものですね。

今では、ぬか漬けのお野菜達は、我が家の食卓の定番になりつつあります。見た目はちょっとグロテスクですが、ぬか漬けの味は、日本のおばあちゃんの家で十分に楽しんでいる綾花なので、「日本の味がする〜」といって、ぱくぱくと食べています。最近は、アメリカでもactive culture(乳酸菌や麹菌などの生きた菌のこと)が何かと話題になっているので知識だけはあったものの、身近な食べ物ではないと思っていたトニーは、これがactive culture foodなのかと、感嘆。ぬか漬け1つで、我が家の食卓での会話は、身体に良い食生活についての話題で盛り上がり、また家族3人でスーパーへお買い物に行く時にも、様々な食品を吟味して選んだりと、楽しい話題を与えて頂いています。

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ホースキャンプ終了!

昨晩7時ごろトニーと合流し、またまたB&Bのレストランで夕食をしました。金曜の夜ということと、このB&Bのある一角が歩行者天国となり、コンサートが行われていたこともあって、レストランはテラスも店内も、昨晩とは打って変わって大変なにぎわいでした。今夜は、カップルという事もあって、ちょっとの間待たされましたが、2人で並んで座れるコーナーを用意してくれました。こういう所がまたノスタルジーを感じさせますよね。店内のインテリアを見て、トニーは、今はまっている60年代のアメリカを舞台にした『「マッドマン」というドラマを見ているようだ』と言ってました。

私達の泊まったお部屋の窓からは、2日前に紹介した町の中心の教会の鐘が眺められるのですが、この教会の一角では、この町のイベントがよく行なわれる様で、夕べはコンサートが行われていましたが、今朝起きてみると今度は、ファーマーズマーケットに変身していました。

この夏、週4日のベジタリアン生活をしている私にとっては、このマーケットは絶好のお買い物の場なんですが、気づいた時にはもう遅し(涙)。10時には、ここから50分程離れた馬牧場に綾花をお迎えに行かなければいけないのでした。

 

ホテル自慢の朝食を食べてすぐ、トニーも私もそれぞれの車に乗り込んで、綾花の滞在する馬牧場へ出発。ホッキングヒルズの美しい景色の中を車で走る事50分、Spotted Horse Ranchに無事たどり着きました。

私達が到着した頃には、子供達は荷物をまとめ、最後の馬の世話をしていました。ちょっと寝不足そうな綾花は、私達をみるなり、この2日間、自分にあてがわれた馬を紹介してくれました。それは、春にここに来た時に乗った馬、サンシャインでした。

穏やかそうなサンシャインは、大の仲良しのブラウンシュガーという馬と離れるとパニックを起こしてしまうそうで、ストール(バーンのなかで馬が滞在する場所)も、ブラウンシュガーと共有している程でした。そんなサンシャインに綾花もかなり情を入れてしまった様です。子供達の親が揃った所で、子供達はキャンプ期間中にお世話した自分の馬に乗り、馬の扱いを披露してくれました。普段のレッスンから比べると、かなり初歩的な事しか行なわなかった様ですが、3日間馬と過ごせるという経験はなかなか出来ないもの。それを思うと、最後に披露してくれた単純で退屈なウオークも大きな意味があるものです。

9歳以上という条件のキャンプで、一番最年少だった綾花ですが、他の5人の参加者とも仲良しになって、キャンプファイヤーでのマショマロ焼きを楽しんだり、敷地内の小川で水遊びしたりと、私の一人旅以上に充実した時間を過ごした様です。当初は本当に出来るのか本人も心配して、この春から精神的な準備をしてきたのですが、馬という強い見方が綾花に勇気を与えてくれたようで、馬あっての成長だなあ、、、、、とつくづく感じました。

 

 

オハイオガラス美術館

夕べは、綾花のホースキャンプ先から連絡があるかも、(ホームシックで寝られないとか言う理由で)と思って、夜遅くまでゲームして待ってましたが結局は何もなく、寝不足の朝を迎え、自分の過保護さにまたまた反省させられました。本人が出来る!というのだから、その言葉を単純に受け入れて余計な心配なんかしなければいいんだけど、それがなかなか出来ないのよね。

 

さて、今日は夜にトニーが合流する予定なので、私の一人旅もあと8時間限り。来る前は気乗りがしなかったけど、実際には自由気ままに行動出来るので、案外この時間を気に入りました。昔もよく一人旅をしていたので、その頃と時々オーバーラップする不思議な感覚もありましたが、でもあの頃と一番違うのは、交通の手段を公共の乗り物に頼らずにすむこと、そしてお金の心配も然程必要ないこと(昔は貧乏旅行でしたから)。やっぱり伊達に年はとっていないんですよね。(??)

 

今日の行き先は、またまた新たに発見したアンテイ−クストアーと、オハイオガラス美術館。この美術館は、私の宿泊しているB&Bから徒歩1分くらいの場所にあります。事前にネットでリサーチした所、営業時間が午後1時から4時まで。その上予約が必要と書かれてあったので、昨日電話してみると、「遅くとも3時までには入館して下さい」とのこと。そこで午前中に訪ねたアンテークモールの脇にあった、アーミッシュレストランの食事を泣く泣く我慢して、急いでこちらに移動。午後1時半に入館しました。

こちらの美術館は、この町の産業の中心にあった、ランカスターグラス社(過去100年の間に、買収や合併を繰り返し、現在はアンカーホッキング社になっています)の歴史博物館というイメージが強かったです。アメリカのアンテークというと、ガラス製品が多いらしい(友人の情報では)のですが、ここオハイオは、そのガラス工場が沢山集まっている場所の様です。

美術館と言えば、入場したら館内マップをみて、好きな所から見て行くというのが一般的と思うのですが、ここでは、決まった順序があり、館内にいるボランテイアの上品なおばあさんが、無理矢理「まずは、こちらの映画をご覧下さい」と、、、映画終了後は、映画室にいた方達とグループになり、ガラス工房へ向かわされました。

この工房常任のガラス職人が花瓶づくりを披露して下さり、最後になんでも質問出来る時間がありました。私が一番驚いたのは、一見もう形が崩れそうにない、出来上がったガラス製品でも、千度以上で溶かされたガラス製品の熱はなかなかとれず、わずか1センチ程の厚さの花瓶は、1週間程熱冷まし用の釜に納められるという事です。かなり厚みのあるペイパーウエイトなどは、最長半年近くも熱冷まし期間を置かないと製品として出荷しないなんて言う話もして下さいました。 数多くの色々な製品が出回っている今の時代、何を見ても私には同じ様に見えてしまうのですが、こうして製造過程を見せて頂くと、数多くあるガラス製品もなかなか興味深くみられる様になりますね。

 

工房見学後に案内されたガラス製品展示場に飾られていた、こちらの超特大ビー玉はランカスターグラス社とは関係ないけど、今時のガラス職人が作った作品です。この職人さんの作品は、写真の様な幾何学模様や、動物の模様など様々な模様が使われていました。じっと見ていると錯覚を起こしそうな(エッシャーの絵を思い起こさせる様な感じ)ボールがいくつかあって、芸術だなあ、、と感心してしまいました。

 

ランカスター、一人歩き

昨日のお昼、綾花をホースキャンプの行なわれる馬牧場に引き渡してから、私の一人歩きが始まりました。

もともとトニーも来る予定でいたので、この近辺の自然散策をする予定でしたが、一人では、途中熊なんぞに遭遇したらどーしよ!!(あり得ないとは思うけど)ということで、自然散策は今度のお楽しみにして、この近辺のアンテイークストアー巡りに予定を変更。

こちらに来る前に調べていたアンテイーク屋さんに、馬牧場から直行してみたところ、外見から想像する以上に大規模な店内で、2時間以上の時間を費やしてしまいました。この近辺は、アンカーホッキンググラスとロンガーバーガーバスケットのお膝元という事もあって、ファイヤーキンググラスやロンガーバーガーバスケットの品がかなり豊富でした。私は、この2点には余り興味がないのですが、ファイヤーキングをはじめとする、アメリカのアンンテイークグラス製品を集めている友人のコレクションを、頻繁に見せて頂いていたので、ついつい見入ってしまいました。私個人的には、ファイヤーキングのようなごってりタイプよりは、デイプレッショングラスというシリーズ(作られた期間でしょうか?)のレースチックな模様のものが案外気に入りました。でも、結局自分用に買ったのは、チャイナ2セットとデザートスプーン、フォークのセット、リネンナプキン、そしてフェントングラス社の小さな花瓶です。これらの写真は、また後日。

ところで、私が滞在しているB&Bのあるランカスターは、1908年設立のランカスターグラス社のある町で、昔からガラス産業で成り立っている町の様です。とはいえ、とても小さな町でダウンタウン(町の中心)には、食事の出来る場所と言ったら、2件のカフェ、サンドイッチ屋さん、私の泊まっているB&Bが経営しているレストラン、ちょっと怪しい?ピッザ屋さんのみ。しかも平日は、カフェもサンドイッチ屋さんも3時には閉店してしまう。まあ、ダウンタウンには住宅らしきは見当たらないので、このへんにお勤めの人のランチを提供するという目的なんでしょうね。ダウンタウンから車で20分程行くと、今時のモールなんぞがあるので、住人の方々は、そういう方に流れるんでしょうね。

☝町の中心にある教会の鐘。こういう景色は、昔一人で旅行し歩いた、イギリスの田舎町を思い出させます。

今夜は、B&Bで経営しているレストランで夕食を頂きました。こちらのレストランのシェフは、毎週土曜日に料理教室を開催しているということで、メニューもなかなかユニークでした。特に野菜が沢山収穫出来るこの季節は、地元の野菜をふんだんに使ったメニューが多い印象でした。とはいえ、私は、この内陸部では地元も何もない、クラブケーキをオーダーしました。このクラブケーキも、カニ肉の大きな塊がふんだんに使われていて、食べ応え十分でした。

ところで、ビロードの天井から重々しく下がるカーテンや、この町にしては驚く様な大規模なフロアースペース、薄暗い照明のもと、各テーブルにキャンドルをともしてくれるインテリアは、(映画だけでしか知らないけど)昔の古い時代の社交場を思い起こさせてくれます。こんなとき、一人で食事するのはなんだか淋しいけど、でもお腹は十分に満たされたので、満足です。(結局は食べる事が大事なのよね。) ちなみに、ここのウエイトレスさんは、平日で客足がまばらだった事もあり、程度のいい具合に話し相手になってくれました。

 

The First Over Night Camp

今夜は、コロンバスのホテルにお泊まりです。 明日から2泊3日で綾花は、ここから約1時間半ほど車で行った馬牧場のキャンプに参加するので、明日の朝ゆっくり出掛けられる様に、今日のうちにここまで南下してきたんです。

綾花の参加予定の馬牧場でのキャンプは、参加者一人につき一頭の馬があてがわれ、馬の世話、乗馬を楽しめるという事です。馬を所有するのが綾花の夢なので、このキャンプはその夢をちょっとだけ体験出来るということで、綾花もかなりエキサイテイング気味でしたが、いざ今日の午後家を出る時には、ちょっとばかし心が重い様子でした。始めてのお泊まりキャンプが間近に迫って緊張してきたんでしょうね。おまけに一緒に来る予定だったトニーは、休暇を取り忘れていてどうしても仕事を抜けられない事もあり、頼りない私の運転で出掛けることになってしまったので、余計心細いのかもしれませんね。(笑)

今夜は緊張をほどくため、眠りにつく前にキャンプの持ち物を一通り再確認しました。3日前に荷造りしたカバンの中身を出して、お風呂用品、アクテイビテーセット、着替え、日焼け止めや虫除けなど、小分けした袋の中身を確認して、再度荷造りをした所で、さらに緊張感を膨らませてしまった様で、綾花の目には涙がいっぱいに。そうよね、分かるわーこんな緊張感。私も19歳の時一人でイギリス旅行に行く前には、楽しみ20%緊張感80%って感じだったもの。

この夏、日本でお世話になった乗馬クラブのオーナーが、「馬がこんなに好きなら、この子は馬と一緒に成長していくんだろうね。」なんておっしゃっていたけど、その言葉の通り、今回のキャンプ参加は、馬への情熱に助けられ、新しい事に挑戦する勇気を与えられたのかもしれませんね。

さて このキャンプの期間中、私は近くの町のB&Bに宿泊する予定です。もともとは、トニーとのロマンテイックステイの予定が一人旅となってしまったわけですが、15年振りくらいの一人旅を満喫したいとお思います。