ヴァ—ジニア旅行2〜5日目 チェンカテイーグ島 馬にまつわるお話

この夏の我が家のヴァケーション先、チェンカテイーグ島は、馬と観光で成り立っている様な村です。お隣のアサテイーグ国立海岸公園に生息する野生の馬たちは、ポニースイムのある7月最後の週以外は、常に島内を自由に徘徊している。よって、海岸で海水浴を楽しんでいる時に、馬の群れに出くわすなんて事は日常茶飯事のようです。そんな経験を目的に沢山の観光客が集まるのです。ただ、ポニースイムの行なわれる7月最後の水曜を含めた1週間は、スイムの為にポニー達は4日程かけて、村と州内からボランテイアで集まったソルトウオーターカウボーイ達によって、囲いの中に囲い込まれるので、海辺でポニーに出くわす事はない。私達が滞在した5日間は、まさにこの週だったため、海岸でひょっこり馬と出会う事は出来ませんでしたが、見学自由なアサテイーグ島内にある囲いに行っては、そこに待機している馬達を眺める事が出来ました。

囲いは島の北と南に2カ所有り、スイムの前日までにすべての馬を南の囲いまで移動させます。私達が滞在期間中に3回訪れた囲いは、南側の囲い。毎回行くたびに、馬が増えて行きます。この馬達の中でも特に眼を引くのは、お母さん馬の後をついてまわる子馬達。お母さんが立ち止まるのを見計らって、急いでおっぱいを飲んだりする姿を見ていると、かわいくってかわいくって、お馬ちゃんの魅力に引き込まれてしまいます。

スイムの前日には、馬の数もさることながら、見学する人の数もかなりのものでした。で、この見学の人々をよく見学していると、ポニースイムの翌日のオークションで買う馬の見極めを専門家と相談してる人が何人かいるのでした。 そうです、数日後には、このかわいい子馬ちゃんたちは、オークションにかけられてお母さん馬から引き離されてしまうんです。そんな事実に気がつくと、心が締め付けられる思いでした。それに輪をかけて、ここでボランテイアをしている人がこんな話をしてくれたんです。

ポニースイムではオークション翌日、大人の馬と売れなかった子馬達は、再度海渡りを行なって元の島に戻るのですが、2年前、子供をオークションで買われた母馬が、一旦アサテイーグ島に戻ったものの、その3日後に1頭で海渡りをし、オークション会場まで戻り、自分の子馬を探していた という何とも心の締め付けられるエピソードです。

こんな話を聞かされたら、なんだか悲しくってポニースイムを楽しめないな、、、、なんてつぶやいたら、お隣にいた見知らぬ年配の女性が、「でもアサテイーグ島の生態系を崩さない為にも、馬の人口をある一定に抑えなければならないし、馬を売ったお金で島の公共施設は助けられているし、それに、相当な馬好きがこの島までわざわざ馬を買いにくるのだから、売られた馬はきっと幸せになるはずよ」と私の心の痛みを和らげてくれる様な言葉をかけてくれました。そうねミステイーのお話も、子馬の巣立ちのお話だったように、いつかは母馬から離れなければいけない時がくるんだから、それがちょっと早く来てしまった、、、てだけなんだよねと、無理矢理自分を納得させました。