ぼくのウンチはなんになる?

 先日、スリランカに里帰りしていた友人から、お土産を頂いた。アメリカ人には、知人にお土産って言う感覚が余りないけど、私が仲良くしている友人たちは、外国籍の人が多く、彼女たちは、里帰りするたびにお土産を用意してくれる。そういう点で非常に親近感を覚える。

 

 ところで、スリランカ人のお友達は、よくゾさんの話をしてくれる。若い頃、スリランカのジャングルでキャンプをしていた時に、ゾウの縄張りと知らずテントを張って寝ていたら、夜中に警察がやってきて、ゾウに見つかったら命が危ないから、今すぐそこを撤退しなさい!と言われたとか、、、、私にとっては、本の世界でしか聞けないことを、面白おかしく聞かせてくれるのだ。

 

 スリランカでも、環境の破壊は、深刻な問題だそうで、ゾウの住んでいるジャングルが少なくなり、そこに住む動物達と人間社会間の問題が色々浮上している。 以前、食べ物を探している間にジャングルから遭難した子ゾウが、とある村に迷い込み人間に殺されてしまったことがあったそうだ。その後、その村にゾウの群れが押し寄せ、その村のすべてを踏み尽くし崩壊してしまったそうな、、、、今でもスリランカに語り継がれる、ゾウの復讐であったそうです。

 

 そんな問題の解決に繋がればと、ゾウのウンチをリサイクルして紙にするという発想が生まれた。草木を大量に食すゾウのウンチには、紙を作るのに適しているセンイが沢山含まれていることに目を付けたらしい。 何年か前に、日本の友人が、ゾウのウンチから出来たメモ帳を送ってくれたので、さっそくそれを友人に見せると、なんと彼女の旦那さんの友人が、その工場を経営しているのだという。 It’s a small waorl after all! とは、このことか!

 

今回の友人のスリランカ土産は、ゾウのウンチから出来た紙で出来た本、タイトルは、 「ぼくのうんちは、なんになる?」。 英語と日本語で書かれていているのを選んでくれたのも、嬉しい心遣いです。

この本は、スリランカの社会問題である動物と人間の間の問題が、どうして起こったのか、どうしたら解決出来るのか、その対策の1つとして、ゾウのウンチから紙を作るという発想が生まれ、どのようにウンチを紙に変えて行くのか、という過程を、分かりやすく説明した内容です。

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暖かな紙質がいい感じです。

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黒いインクのみのイラストも、単純ながら、非常に分かりやすくて気に入りました。

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イラストのページの見開きに、日本語での訳が書かれています。事実を淡々と述べたお話。この単刀直入さが、魅力です。

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この絵を見て、綾花は、泣いてしまいました。単純だからこそ、子供達の心に強く呼びかける内容だと思います。

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 環境問題とその解決策を、シンプルに訴えかける内容のお話。綾花くらいの子供にも、ある程度の説明を加えたら、十分に理解出来るお話です。

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