量より質

 ここ2週間程、私にいらだちをもたらしている問題があります。 最初は、なぜこんなにもイライラしているのか、分かりませんでしたが、突然、その問題点が見えたのです。問題の原因が分かれば、あとは、解決するのみ、まあこのいらだちも、近いうちに回復されることになるでしょう。

 

 で、そのいらだちの原因とは、ヴァイオリンの課題曲の出し方にありました。 私は、ヴァイオリン教育において、かなりはっきりしたヴィジョンを持っているので、これまで私のヴィジョンと正反対のそれを持つ先生と交渉を何度も重ねてきました。が、この2週間、余りの多忙な生活で、課題を与えられる際の判断力が低下していたため、先生の言うがママの課題を受け入れてしまっていました。 

 先生は、11月3週目に15曲入ったクリスマスソングの本を用意して下さいました。各曲3重奏なので、1曲につき3通りの弾き方があります。これを、クリスマスまでに終わらせるという事で、1週間に与えられる課題曲は、3曲×3、の他 音階とそれに共なうフィンガリング用の曲が3〜4曲。どれも中途半端に簡単で、量を弾く割に、弾いた後の充実感が全くない。これは、向上心を養う上で、非常に厄介物どころか障害になりうる。 

 そもそも、これまで課題曲への取り組みというと、難解と思われる曲を、3、4つのパッセージにわけ、それぞれのパッセージを、毎日最低100回弾きこんでいくやり方を実践してきました。一見、詰まらなそうに思えるこのやり方、実際にやってみると、終わった後、非常に大きな充実感を得られるわけです。そんな充実感は、子供達に努力する事の喜びを与えるわけで、綾花もその例に漏れず、このような練習方法を好んでいます。なのに、この2週間は、初見で弾けてしまうような曲ばかりのため、弾き込みたいという気持がなくなってしまう。だから、練習の時間がなんだか軽いものになってしまい、イライラしていたわけです。

 原因が分かったところで、後は、先生との交渉です。この交渉に置いては、英語の言葉選びから言い回しまで、非常にきめ細かに準備をして行かないといけません。ヴァイオリン以外の宿題です。