もぐらのバイオリン

 ここ1週間程前から 綾花と共に音楽プロジェクトを始めました。 それは、「もぐらのバイオリン」(英題;Mole’s Music)という本に音楽をつけて読み聞かせる というもの。 この春、日本にて買ってきた本の中の1冊であったこの本は、私達夫婦の哲学である、”音楽教育を基盤とした子育て” を物語っているお話です。

 穴堀に明け暮れる生活に満足していたもぐらが、ある時 テレビで見たバイオリニストに感動し バイオリンの練習を始めます。 そして、毎晩毎晩練習を続け、バイオリンの腕もかなり上達してきます。 そんな時ふと、「多くの人々の前で弾くのは、どんな気持だろう?」と思い始め、やがては、「自分の音楽が人々の苦しみや悲しみを癒せる事が出来たら、なんて素敵だろう!」と想像しては、「誰も聞いていないのに、そんなことがあるものか」と思うのです。ところが、彼の音楽は、実は、もぐらの穴の上に張った 木の根っこを通じて 地上に鳴り響いていたのです。そこで、動物や、人々に安らぎを与え、やがて始まろうとする戦争さえも止めてしまった、というお話です。

 この本に出会った時、私は、運命を感じました。 私達夫婦には、共通する宗教観がなかったので、我が子に道徳的な事を教えるにあたって、2人の意見が一致した音楽教育を選んだ訳ですが、見返りを求めず 努力を怠らない事、自分自身が作り上げた物を 平和の為に役立てる事、私達の伝えたいその考えを 見事に語っている本であります。 

 ちなみに、この本は アメリカ人に寄って書かれた物なので、当然英語版の本があります。 そして綾花と取り組み始めたプロジェクトとは、この本を綾花のクラスメートに紹介するにあたり、私が朗読するその背景で、綾花に、場面場面にあわせた音楽を弾いてもらう、ということです。 我がバイオリンの先生である、ミスダムロンに協力して頂き、只今、3人で挿入曲の選択中。我々が弾ける曲は、まだまだ限られた曲数ですが、その中から 場面にあった曲目を選ぶのは、なかなか楽しいものです。こんな時、綾花も対等に意見を述べられるので、彼女も多いに張り切っております。そして彼女は、バイオリン演奏のみならず、もぐらの演技も行なうらしいです。 バイオリン奏者としては、まだまだ未熟者ですが、このレベルでも、社会に奉仕出来る方法は、あるという事。今回の経験を通して、綾花に是非実感して欲しいものです。

 

 

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