シャボン玉

 シャボン玉って童謡ありますよね?

♪シャボン玉 飛んだー、屋根まで飛んだ、屋根まで飛んで 壊れて消えた。 風風吹くな シャボン玉飛ばそ♪

 確か、こんな歌詞だったような。 これって子供達がシャボン玉遊びしているときの、楽しい歌ですよね。 でも、実は、この歌の作者が、生まれて7日でこの世を去っていった我が子の為に詠った歌なんですって。 こんな事知ったら、泣けてきて歌えないです。 

童謡、奥が深いじゃないか、、、、、

クラッシックミュージックの力

 今週は、綾花の通う学校のサマーキャンプにて、日本について学ぶ週間ということで、連日、綾花をつれ(時には、ベイビーシッターしている、綾花のいとこも)学校へ出かけている。 学校では、夏の間も、午前中のサマーキャンププログラムのほか、午後6時まで、チャイルドケアーサービスを行っている。 この期間、6人のスタッフが、入れ替わり立ち代わり、学校を任されているわけだが、そのうちの一人、Mrs.ハンコックは、連日一番長時間この学校にいる。Mrs.ハンコックについては、以前にも何度か書いたことがありますが、私は、特に尊敬する人の一人です。 

 彼女は、エチオピア出身で、私のようにアメリカ人男性と結婚してアメリカにきました。年の頃は、55〜60歳といったところで、非常に暖かいおばあちゃん、ってかんじです。 この先生は、モンテソーリスクールでも、一番幼い子供達のクラスを担当しています。綾花も、一番最初は、このクラスからスタートしたのですが、心の不安定な時期に、一時、登校恐怖症みたいなことになったのですが、この時には、特に力になって頂きました。 そのMrs.ハンコックが、今週に入って、私が学校に行くようになると、開口一番、「何か、眠りを誘う心地よいクラッシクミュージックのCDをかしてもらえないかしら?」 とおっしゃった。 彼女と私は、クラッシクミュージックが、幼児の心に安定感をもたらすという、神話を頑に信じて、ことあるごとに、音楽と育児について話しているのです。 先生の希望するようなCDは、我が家には、10枚程度だったらあるので、適当に見繕った3枚を早速先生に渡した。

 

 本日、日本についての授業が終わり、休憩時間にMrs.ハンコックと一緒になったので、CDは、気に入ってもらえたか聞いてみると、彼女が聞いているのではなく、お昼寝の時に子供達に聞かせているという事が分かった。 

 Mrs.ハンコックは、言葉少なめながらも、非常に意思の強い女性なので、心の中で思っている事を滅手に口にしないのだが、「あなただから、こんな話するけど、、、、、、」とおっしゃって、話を始められた。 この学校でここ数年、目立って増えているのが、アフリカンアメリカン系の幼い子供達である。この子たちは、皆、Mrs.ハンコックのクラスにて学校生活を送っている。決して差別では、ないものの、アフリカンアメリカンの人たちのカルチャーを代表するのが、ラップミュージックで、この音楽を聞く時の音量が、半端でない程大きいのです。 昔、アクロン大学に留学していた私の友人は、アフリカンアメリカン系の女の子とルームシェアーをしていたのだが、朝一番でいきなり鳴り響くラップ音楽に、常に腹を立てていました。 さて、この話は、彼らを否定するわけでは、ありません。 Mrs.ハンコックも、聴きたい音楽は、それぞれの趣味であって、私の口出しするところではないけれど、多くの子供達は、音楽=うるさい音という形式を既に持っていて、音楽は、耳が痛くなるから嫌いだ!という訴えを起こしているのだそうです。 日々の生活の背景に必ずクラッシック音楽があり、それによって心安らいだり、勇気づけられたりしているMrs.ハンコックや私にとって、こんな言葉を聞くのは、非常に哀しい物であります。 そこで、この子供達が、学校にいる間だけでも、素晴らしい音楽を聴かせてあげたいというMrs.ハンコックの願いが、あったのです。

 

 私がCDを渡した日から、早速お昼寝の時間に音楽をかけると、子供達の中には、横になりながら、指をピアノを弾く音に合わせて動かしていたり、また、昼寝組でない子供達も音楽に誘われて、昼寝室の前までやってきて、「私も明日から、お昼寝したい!」なんて訴えを起こしたりしているそうです。 美しいものは、人の心に平和をもたらしてくれる。 特に音楽は、絵画や文学と違って、知識がなくても感覚だけで十分に楽しめるし、その美しさが、自然に体にしみ込んでく。 鈴木メソッゾの先生の本にもありましたが、この世の中は、音楽で救われる日が、いつか来るはずだ、という鈴木先生のお言葉は、ごもっともと思う私です。 さて、この鈴木先生を慕うMrs.ハンコックの試みは、この子供達に、音楽の素晴らしさを分かってもらえるようになるでしょうか? 私は、絶対にそうなると、確信しております。