母との時間

 この時期 日本の巷では、卒業、入学式など、年度の切り替えに伴う行事が多く、地域の活動に多く参加している我が家の母上も、それはそれは、多忙な毎日を送っている。 その上、私が山梨に到着した日には、自動車事故に見舞われ(一方的にぶつけられました)、軽いむち打ちのため、連日のリハビリ通い、そして一昨晩は、遠い縁の叔父が亡くなり、明日の晩にお通夜、そして私たちが去る日には、お葬式ということになってしまった。 昨年も、この時期に来た私たちは、多忙の母上に相手にされないまま、アメリカに戻ったのだが、今年は、それ以上である。

 それでも、今日1日は、母も私もそれぞれ予定がなかったので、桜の花見学に出かけることにした。 行き先は、武田神社。 ここは、毎年日本に来る度に、とりあえず訪れる場所だけど、母と共に、この時期に訪れるのは、実に11年振り。 結婚前に、満開のサクラを背景に、和服姿でトニーとの記念撮影に 来た時以来だ。 本日、武田神社を訪れると、偶然にも、日本人女性と外国人男性(お客さんの話言葉などから、アメリカ人とみた)の結婚式が行われていた。 同じ時期にこの地域で結婚した私なので、なんだか自分の時の事と重なってしみじみとしてしまった。

 武田神社で満開のサクラを満喫し、トニーに頼まれていた「交通安全」のお守りを買い、ぶどう味のソフトクリームを食した後は、車で移動する事30分、山梨市にある、フルーツ公園にむかった。 ここには、子供が楽しく遊べる公園があるのと、ほったらかしの湯という、甲府盆地を見渡せる温泉がある。この温泉は、日の出1時間前からオープンしていて、日の出を眺めながら入浴が出来る、なんとも贅沢な温泉だ。 日本に来るたびに、時差ぼけで早起きしてしまった時には、是非利用しよう、と思いつつも、今の所は、行動に移せていないのが現実だ。 本日も、夕方から母に予定がある為、温泉に入っている暇などなく、公園で綾花が満足するまで遊んだら、それで帰宅。残念無念である。

  予報では、明日から天気が崩れるようで、日本で過ごす温かな過ごしやすい最後の日、母とともにゆっくり過ごせて、よかった、よかった。