なるほど、納得の鈴木メソッゾ

 ここ2週間ほど、先生から与えられるバイオリンの課題に 余りチャレンジ精神を見いだせない。 小曲が多いのと、G線の指を押さえる練習がメインだからだと思う。 綾花も、私も、与えられた課題は、3日もすれば、すべてこなせる様になり、特に綾花は、すべて暗譜してしまう程だ。 
 
 そこで、先生にすっかり無視されている、鈴木式の教本を出して、以前弾いた後の曲を、私自身の課題曲にしようと、いわゆる自習を開始した。 鈴木式のよい所は、CDにて、先生の弾いているメロデイが聴けるので、楽譜とあわせて、こんな風に弾けばいいのか、、、と自習出来る所だ。 教本のページを開いて、ふと思い出した。 そういえば、先生は、「なぜ、この曲の次に、この曲がくるのか、理解出来ないわ」とおっしゃっていた。 まあ私も、楽譜を見てもなんの事なのかさっぱり分からなかったので、「そうですか」とだけ言って、先生のすすめる教本に変えたのだ。 確かに、E,A,D弦にまたがってのフィンガリングを大いに使い、しかも(なんと言うか忘れたけど)、フィンガリングを効率的に動かせるため、弓が触れていない弦状に、指を押さえたままにしておく状態なども強要されるような、難曲を、この段階で持ってくるのは、、、、、とためらってしまう。
 
 それでも、挑戦精神だけは、ある私でしたので、まずは、ゆっくり4章節目まで弾いてみる。 CDで何度も聞いた曲だけあって、メロデイーもすぐに理解出来るし、次にどんな音が来るのかも解るので、感で指を動かしたりして、何とか曲となった。 すると、それを聞いていた綾花とトニーが、その曲の続きをハミングし始めた。 過去4、5年、定期的にかけ続けているCDだけに、皆、すべての曲を覚えていたのだった。
 
 先生も指摘されていた、不自然とも呼べるフィンガリングだけど、教本どおりに何度も弾き続けてみた。 私は、とにかく、鈴木メソッゾの創設者、鈴木慎一氏を崇拝する人物なので、このフィンガリングになにか意味があるのでは ないかと、答えを探ろうと試みていた訳です。 そして、それは2日目の練習のとき、突然理解出来ました。 どうにも説明しようがないのですが、楽譜上では 一見、不自然にみえるフィンガリングが、実際に弾いてみると、理にかなっている指の動きだったんです。 1/8音符が連続して、さらに込み入ったフィンがリングを要求するこの曲は、鈴木慎一氏が指定したフィンガリングを行なうことによって、非常にスムースに弾けるのです。 さすが100年近い生涯を、バイオリン教育(幼児への)に捧げた鈴木氏の教えです。 心の中で、仏様のような優しい微笑みを浮かべた鈴木氏が、「ほらね」と、私に呼びかけた、そんな体験でした。
 
 

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