リサイタル

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 本日は、綾花と私のヴァイオリンリサイタルでした。 今日のために、1ヶ月程、練習を重ねてきた私たち2人です。 早朝から仕事に出かけていたトニーも、私たちの晴れ舞台を見ようと、仕事を抜け出し、駆けつけてくれました。本番では、勿論緊張しましたが、でも、皆の前で弾く事の快感もちょっぴり味わって、病み付きになりそうです。
 私が弾いたのは、鈴木慎一氏が作曲した、練習用曲「アンダンテイーノ」という曲。日頃から克服できずにいた、フィンガリング疲れ(勝手に名付けてます)は、気がつかないうちになくなっていましたが、やはり、音がずれました。っていうか、ずれないで弾けた事などない。(自慢にならない) 私の3番前に、「オースザンナ」を弾いた綾花は、なんというか、本番に強い性格で、音のずれは、私の聞いている限り、ありませんでした。 この金曜日のレッスンで指摘されていた、リズムが怪しい箇所もすっかり直っていて、パーフェクトです。(親ばかか?) ところで、私たちは、楽譜を見ないで弾くのが普通なので、今日も、開場に楽譜すら用意して行きませんでした。まあ、私や、綾花が弾く程度のものなど、楽譜なしでも余裕なのですが、会場では、綾花が、バイオリンだけ持って、ステージに上がって、クールに弾いている姿をみて、関心の声が有った様です。(順番待ちで緊張していた私は、気がつきませんでしたが、あとで、トニーのママ、パパなど親戚関係者が教えてくれました。)

 リサイタルのあとは、先生を囲んでの参加者の交流会がありました。 これまで、話だけで、一度も面識のなかったトニーは、やっとミス、ダムロンと会うことが出来ました。 私と綾花の会話に多く出てくる人物だったので、やはり、一度は、お会いしたかった様です。 この交流会には、子供達の親が持ち寄ったクッキーや飲み物が振る舞われましたが、私も夕べ3ダース分のクッキーを焼き持参しました。 綾花は、リサイタルよりも、このクッキー狙いなのは、見え見えで、自分の番が終わった瞬間から、クッキータイムをしきりに気にしていたのでした。 この交流会では、多くの方が私どもの所に来て、お世辞の言葉をかけて下さいました。 そのほとんどは、綾花の演奏に関するものでしたが、中に一人、私へのお言葉を下さった方がいました。まあ、大人の生徒で、舞台に立つのは、私が初めてだったという事で、そういう精神への応援みたいなものですが、それでも嬉しかったです。
  
 数々頂いた、綾花の演奏へのお言葉の中で、特に印象に残ったのは、60代くらいのおじいさんのお言葉です。 彼は、ご自身のお孫さんもヴァイオリンを演奏された様ですが、まずは、「綾花の完璧な演奏は、どんなひいき目にみても、私の孫以上だと認めざるを得ない」と最上級のお世辞を述べて下さった後、「周りの大人の欲に、この才能がつぶされない様、守ってあげて下さいね。」と言われました。 実は、数日前にも、ミス、ダムロンから、「親が、子供の才能をつぶしてしまうケースを何度も見て来た」という話を聞いたばかりであった。 今は、私も綾花も、何がなんだか分からず、夢中で突っ走っている、っていうのが正直な所だけど、いつの日か、今日のおじいさんから頂いた言葉を、自分自身に言い聞かせなければいけない日が来るかもしれない。(このおじいさん、気を使って、周りの大人とおっしゃったけど、これは、私とトニーの事なのだと心得ている。) その時のために、この出来事は、本日のブログに記しておきたかったのです。

 家に帰って気がついてみたら、今日は、綾花のヴァイオリンレッスンを始めて、丸5ヶ月目でした。 レッスンを始めたばかりの頃は、今日の様に、曲が弾ける日が来るのか疑問の日々でしたが、その時、その時、乗り越えるべき壁を地道に超すことによって、ここまで成長できるのだなあ、と実感です。 これから何か始めようと思われている方、お子様に何か始めさせたいと思っておられる方、日々の努力は、必ず成果を見せます。それを信じて、何事も、毎日続けられる事をおすすめします。 まさしく『継続は、力なり』ですぞ。