チェロコンサート

 昨晩は、地元アクロンにある E.J Tohmas Hall で行なわれた、YoYo MAのチェロコンサートに出かけて参りました。 私は、好きになったら他のものには、見向きもせず、一途に突っ走るタイプなので、これまで、ヴァイオリン以外のクラッシック音楽のコンサートに出かけた事は、ありません。 しかし、YoYo MAと聞けば、やはり見逃すわけには、いきません。 
 彼は、中国系アメリカ人(だと思う)という事もあり、同じアジア系として親しみやすいのは、もちろんの事、日本古来からの楽器、尺八や琴などとともにチェロを弾いたりと、アジアンミュージックの追求など、私にとっては、目を引く音楽活動をされている方です。 また、綾花にヴァイオリンの教育を施すにあたって、偉大な音楽家を育てた親についての本を何冊か読んだ中に、YoYo MAのものもあった事もあり、非常に親しみやすい音楽家でもあります。

 さてさて、初めてのチェロコンサートでしたが、どんな楽器でも 一流と呼ばれる人の演奏には、魅了されます。 チェロ音楽に詳しくない私には、親しみのない曲のみの演奏では、ありましたが、5曲のうちの1曲、「ニュータンゴ」という(曲名ではありません)カテゴリーに属する曲は、進化したクラッシック音楽とでもいいましょうか? なにか、これまでに体験した事のない、新しい感覚を覚えました。 
 そういえば、ヴァイオリンでもそうですが、チェロにもプラッキングという 弦を指で弾く技法があるのですが、昨晩弾かれた曲の中にも、プラッキングを沢山使う曲が1曲ありました。 音楽的に プラッキングを組み入れた際の効果については、今の私には 説明しようがありませんが、ヴァイオリンとチェロに寄るプラッキングの違いを、私なりに考えてみました。 ヴァイオリンの場合は、 波風立っていない、静かな湖に小石を投げた時のような感覚、それに対して、チェロの場合は、水彩絵の具が、画用紙の上でゆっくりにじんでいくような、そんな感覚です。 ここ2ヶ月、 YoYo MAの音楽を数曲聞き続けていましたが、恥ずかしい事に、私には プラッキングの音は、実際に見てみないと聞き分けられなかったものでしたので、その点に非常に感動を覚えたコンサートでもありました。

 ここオハイオは、これから寒さ厳しい冬が始まりますが、それと同時に、大人の為の、クラッシック音楽の季節でもあります。昨晩のコンサートは、その幕開けには、上等すぎる程のものでした。 世の中には、色んなジャンルの音楽がありますが、私は、やはりクラッシック音楽派であります。