飼い主としての責任 〜犬の散歩をしよう〜

 昨日、犬の愛好家として、想像するのも恐ろしい出来事がありました。 トニーのお姉さんの家の犬が、隣の家の犬の襲われたのです。 お姉さんの犬は、ポメラニアン雑種の小型犬。 そして隣の犬は、ジャーマンシェパード2匹。 隣の家の裏庭には、金網が張ってあり、ジャーマンシェパードは、大抵、この裏庭に放し飼いされているのですが、1匹の犬が、金網の下を掘り起こして、若干の隙間があった所に、お姉さんの小型犬が 匂いを嗅ぎに行った所を、運悪く、ジャーマンシェパードに捕まって、そのまま、金網の向こうに引っ張られ、2匹の犬に噛みたい放題噛まれてしまったとの事です。 最後は、お隣夫婦が、ジャーマンシェパードの上に覆いかぶさって、何とかお姉さんの犬を取り戻したのですが、鼻の骨が、めちゃめちゃに折れ、即救急病院行きとなったとの事。 即手術をして、鼻を直す事も可能だった様ですが、$2000もかかるという事で、とりあえずの応急初志と、抗生物質をもらって帰宅。お姉さんは、自然に治癒するのを選んだとの事。

 それにしても、犬を飼っている者として、我が身に振り替えて考えてみれば、なんとも恐ろしい話です。 ここアメリカでは、1ヶ月程前に、有名な俳優さんの飼い犬 マステイスが、使用人をかみ殺したというニュースがあったのも、記憶に新しい。 私の尊敬する ドッグトレイナーのシーザー、ミランは、問題のある犬の原因は、犬の運動不足にあると言っている。 犬と言うのは、大小のサイズに関係なく、歩く事が仕事であり、歩く事をしないとストレスがたまり、そのストレスのはけ口として、凶暴になったり、何かに執着したり、という問題が浮上する。 彼は、1日最低45分の散歩を推奨している。(というより、飼い主として、最低の責任だと。) また、歩く際には、飼い主が犬のリーダーとして、正しい位置で歩かなければ、それは、歩いたことにならないとう事も、強く強調している。 このテクニックについては、私は説明出来る立場でもないので、控えさせて頂くが、飼い犬を、リーダーのフォロアーとして歩かせる事は、肉体的な運動と同時に、メンタル的な運動も行なわれ、これに寄って、犬は、心身共に疲労を感じ、それでバランスのとれたものとなる、という事らしい。

 ちなみに、不幸な出来事に見舞われた お姉さんの隣家の ジャーマンシャパードは、庭で自由に遊べるから、と散歩をした姿など見た事がない、とお姉さんが言っていた。 ジャーマンシェパードなどの労働犬は、もともと「働く」という事が、脳にしみ込まれているので、散歩なり、何か、肉体的な運動をさせないと、特に凶暴になりやすいという。 犬を飼うという事は、彼らの要望もしっかり満たし、また他の市民に迷惑(特に危険な状態にさらす)をかけないよう、100%の努力をする覚悟を持たなければ行けないと思う。 

 ところで、アメリカで、人を殺した犬の種類で、かなり上位にあがっているのが、リトリバー系だということ、ご存知でしたか? これには、ラブラドール、ゴールデン、共に含まれますが、この犬種は、盲導犬、サーヴィス犬などとして活躍していて、人なつこく穏やかなイメージがあります。 そのイメージが先攻し、ペットととしての人気が高いのですが、彼らは、もともと働き者の犬種なので、ただ単にかわいがられて、働くという事をさせないと、ストレスのはけ口として、凶暴になったりハイパーになったりしてしまうそうです。 犬をペットとして迎え入れる際には、どれだけの時間を、犬の為に費やせるのか、また、自分のいる環境にあった犬を冷静に考えて選ぶことが、非常に大切だと、今回の事件で痛感した次第です。

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