お別れ

 昨年夏、アクロン大学に交換留学生としてやって来た、21歳の女の子、みちかちゃんが、2学期の勉強を無事に終え、いよいよ明日、日本へ帰国することになりました。みちかちゃんが、こちらに到着した直後の1週間と、その後、何回か、家に泊まって頂き、アクロン事情を教えてあげたり、綾花の相手をしていただいたり、我が家にとって、とても大切なお友達となった。
 みちかちゃんから、留学生仲間の話や、アメリカの学生事情など聞くのは、私にとっても刺激的だったけど、実際、交換留学生の体験をしたトニーは、昔の留学時代を思い起こさせる機会だったようだ。そして、綾花の遊び相手を、飽きずに行ったくれた事もあって、綾花にとっては、みちかちゃんは、大事な友達の一人となっている。 面白い事に、昨年の夏の終わり、学校が始まった頃、綾花は、学校生活に慣れず、毎日泣きながら学校に通っていたけど、この頃、みちかちゃんも、お友達がまだ出来なかったり、新しい環境に慣れずに、心の中で辛い思いをしていた。だから、彼女にとっても、綾花の辛い気持ちがよくわかると、共感を持っていたようだ。私にとっては、子供が2人いたような心境だった。
 昔から旅の多かった私の人生なので、こういう別れの経験は、もう何十回と経験している。それでも、別れるときの辛い気持ちに慣れる事は、ない。でも、こういう経験の中から、この別れが、出会いの始まりとなり、ずっとおつきあいが続くこともある。イタリアのジューシーなんかは、そんな友達の一人だ。みちかちゃんとも、是非、そんなおつきあいが出来たらいいなあ、と密かに心の中で願っている。

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