フレデリック

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最近の綾花のお気に入りの本に レオ、レオニーの「フレデリック」、「魚は、魚」、「スイミー」、「インチウオーム」等がある。レオ、レオニー の絵は、貼り絵っぽい物が多く、とても美しい。特に、「魚は、魚」の水彩画っぽい色使いのは、私のお気に入りだ。
この貼り絵手法は、最近では、「はらぺこあおむし」でおなじみのエリック、カールや日本人では、せなけいこさんも、同じような感じだ。エリックカールと言えば、実は、彼は、レオ、レオニーに見初められ、絵本を出版出来る様になったとか。また、せなけいこさんと言えば、彼女の「さかなってなにさ」は、偶然なのか、「魚は、魚」のコンセプトを全く逆にしたものだ。(出版年は、レオ、レオニーの方が、数年早い)  絵本の世界も、なかなか見えないつながりが見えて来て、面白い。 さらに、もっと大胆な発言をしてしまえば、これらの貼り絵手法は、どんどんさかのぼって、マチスのジャズシリーズにも繋がっているのでは、ないか? などと、本格的美術史にまで、顔を突っ込んでしまったりする。

 さて、長ーい前置きとなってしまったけど、実は、今日、レオ、レオニーの代表作3つを、影絵や人形劇などで楽しませてくれるイベントがあって、我が家一家で出かけて来ました。カナダの、ノバスコシアというとても寒い所に拠点をおく、若干3名の劇団によるショーでしたが、これがなかなか見応えがあってよかった。「スイミー」は、プロジェクターを使ったカラー版影絵でしたが、海の中の景色をきれいな色で表しているのは、本と全く一緒で感激。そして、厚紙でつくったネズミを、舞台に設置された石の塀の上で動かして、お話を進める「フレデリック」には、5匹のネズミが登場するのですが、なんと、この5匹のネズミの話をすすめるために、用意したネズミは、40個。それぞれの場面に会わせて、姿が変わっていたり、手足を動かせられる様に、技をきかせたりするため、それだけ必要になるんだそうです。綾花絶賛の「インチウオーム」には、5、6種の鳥たちが登場するのですが、インチウオーム(青虫みたいな物)の目からみた鳥たちという事で、一羽一羽が、超巨大なんです。巨大なスポンジを彫刻家のごとく削ってつくった鳥たちは、驚く程、見事に絵本の絵を再現されていました。 最後に、子供達からの質問を受け付ける時間があり、綾花も人なりに手を挙げていたので、「どんな事、聞きたいの?」と聞いたら、「なんで、こんな時間がかかるの?」(普段、絵本を読む際には、1物語、5分もかからないので、劇になると、一つの話に、なぜこんなに時間を割くのか?という事だ) なんだか、余りにクールな内容にちょっとがっかり。でも、一理あるか。トニーと私は、内心、綾花に質問を与える機会が回って来なかった事にホッとしていた。

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