誘拐未遂事件

子供を持つ親にとって、本日のタイトルは、かなりショックな言葉では、ないでしょうか? 

昨日、綾花が、「今日、学校でスクリーミング(叫ぶ事)の練習をしたんだよ」というので、その内容を聞いてみると、綾花のクラスメートの一人が、1昨日、誘拐されかけたという事で、知らない人に連れて行かれそうになったら、大声で叫ぶ事、と教えられたという事だ。作り話にしては、かなり出来すぎた説明だし、事実だとしたら、護身についても考える機会だと思ったので、詳しい状況について、本日、担任の先生に伺ってみた。

事件は、サムズクラブという倉庫型のショッピングセンターで起こったとの事。1昨日の夕方、綾花の友人Sちゃんは、両親と、サンクスギビングの買い出しのため、サムズクラブへ買い物へでかけた。お店は、大変込み合っていて、お母さんの手から離れたSちゃんは、1分もしないうちに人ごみの中に姿を消してしまったとのこと。Sちゃんがいなくなった事に気がついた両親は、即、警備員に通報して、お店の出入り口を閉め切り、人の出入りを止めてもらい、その間、通報に寄って駆けつけた警察と両親で、お店の中の捜査を開始した。12分後、見知らぬ人に手をつながれたSちゃんを、ご両親が発見。警察の質問に対し、その犯人と思われる人物は、「迷子になっていたので、一緒にご両親を捜していた」と言い張っていたという。

この事件に寄って、綾花のクラスでは、見知らぬ人に手を引かれてどこかに連れて行かれそうになったら、「あんたは、おかあさんじゃない!」「あんたは、おとうさんじゃない!」と大声で叫ぶ練習をしたということだ。
それにしても、このニュースを聞いた父兄は、皆、かなりショッックだっただろう。私も自分の身に変えて考えてみるだけで、涙が出てきそうな程怖くなってしまった。

ところで、担任の先生によると、サムズクラブ、ウオルマートでは、こういう状況になった場合、お店の出入り口を閉めてくれるポリシーを持っているという。また、どんなお店でも、臨機応変に対応してくれるはずなので、万が一こういう状況になった場合には、即お店の警備員に伝える事が大切だと、アドヴァイスを頂いた。子供も、叫ぶ事という護身術を教えられたが、すぐにパニックに陥りがちな私にも、これは、役立つアドヴァイスだ。しかし、なんと言っても、こういう事にならないよう注意するのが、一番大切な事である。

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Rats In Your Hair

 最近、綾花の髪は、かなりのびてきた。それに伴い、髪の絡まる事も多く、朝の身支度の時は、大変な事態に及ぶ。私が、容赦なくくしを入れると、「いたー」と大げさに騒ぎまくるのだが、そのうち、くしを入れる前から、「いた、いた、いた」などとかなりの女優ぶりを発揮してみせる。そんな女のバトルにどぎまぎのトニーは、「僕がしますよ」と、私の手からくしをとり、綾花に優しく、こう語りかける。You have many rats in your hair.(髪の毛に、いっぱいネズミがいるよ)。日本語で言う所の、髪の毛、鳥の巣状態、ってところでしょうか?それにしても、男親というのは、女の子には、なぜこんなに甘いのだろうというくらい、優しく接する。おまけに、トニーは、私にもかなり優しく接してくれるので、私と綾花の間には、常に、ビビビーと電気が走っているのだ。そして、この事態を緩和してくれる、唯一の手がかりは、最近家族に加わった、ブレイデイーちゃん。彼は、男の子なので、私は、トニーと綾花がラブラブのときには、ブレイデイといちゃいちゃすることにしよう。

 私は、体が弱く、この時期は、大抵風邪を引いている事が多いのだけど、現在も通常通り風邪を引いて、辛い毎日を送っております。それに加えて、トニーの仕事もこの10日間は、かなり忙しく、普段5時半帰宅の男が、先週は、11時帰宅、4時出勤なんて日が続いた。この週末も、ほとんど働きっ放し。こんな状態では、ゆっくり休む間もなく、風邪は、重くなる一方。こうなると、綾花を相手にする事は、至難の業という事で、綾花は、暇さえあると、いとこや叔母たちに電話をして、話をしたいとうるさい。そこで、電話の掛け方を、教えて、一通りの親戚の名前と番号を、分かりやすく書いておくことにした。その中に、トニーの携帯の番号も、もちろん入れておいたのだけど、親戚に書けるときには、必ず私に許可を得るものの、トニーのには、いつの間にやら、留守番電話サービスにメッセージをいくつも残していたようだ。この歳でも、一応どこまで許されるのか、分かっているらしい。

ところで、電話をかけられるようになれば、今度は、間違い電話、救急電話について考えなければいけない。こればかりは、家の中で片付けられる問題では、なくなるからだ。話は、かなりずれるけど、救急電話と言えば、ちょっと笑える、可愛らしい思い出がある。

私は、昔(今となっては10年以上前の話になってしまいました)、スコットランドの森の中にある、8−13歳までの女の子の為の寄宿学校で、日本語を1年程、教えておりました。午前中は、授業がなかったので、その学校に付随された幼稚園のスタッフとして、子供達の面倒を見たりもしていました。
この幼稚園は、2歳半から3歳までの子供達が午前中の部、午後の部に別れてやって来ていましたが、どの子供も、学校への送り迎えの際には、親とハグしてキスするのが常識でした。今、アメリカに住むと、それはごく自然の事だけど、当時は、そういう習慣のない日本出身の私には、それはそれは、羨ましい光景だった。外国での一人暮らしという事もあって、かなりホームシックになっていたころだったし。そんなこともあって、日に日に、私も、誰かにハグされたーい!という願望が強まっていく毎日でした。そこで、ある時、子供達と遊んでいたときに、白雪姫ごっこになったので、青い奇麗な目をした5歳のアラスダーに、リンゴを渡されたののをいい事に、「私は白雪姫。毒のリンゴを食べて死んじゃったから、王子様、キスしてハグして、助けてー」とかなりの期待を持って、言ってみた。すると、アラスダーは、つかさずおもちゃの電話を持って来て、「今、救急車を呼ぶからね」と覚えたての救急番号999(アメリカは、911です、ちなみに)を押してくれました。私の浅はかな期待は、音を立てて崩れて行った、何とも恥ずかしい思い出であります。

矯正3ヶ月目

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一昨日、矯正を始めて3度目のワイヤー調整に行ってきました。写真で比べると、この三ヶ月間で、相当な歯の移動があり、ビックリです。今回は、上下ともに、ワイヤーをきついものに付け替えました。また、上奥の抜歯した隙間を埋めるべく、両脇の歯を結んだチェーンが、前回の訪問からこれまでに、5度程外れ、うち一度は、気づかず食べてしまったというハプニングもあり、そのチェーンの付け方を違う方法に変えてくれました。

今回は、私の他に、13、4歳の子供が2人来ていたのですが、2人とも、歯磨きを相当怠っているようで、すっかり虫歯になってしまった、と先生にきつく絞られていました。そんな患者たちの後だったのか、私は、手入れがかなり行き届いて関心だとほめられ、ちょっと有頂天になりましたが、まあ、こんな子供相手にこんな事を思う自分も、情けないなあ、と後でちょっと反省。

さて、ワイヤーを付け替えて2日たちましたが、今回は、翌日が非常に辛かった。上下の前歯がぐらぐらしていて、また、おかゆ生活の開始です。こうなると、なんだか急に甘いものを欲し、フランチャイズのカフェにて、甘ーい、モカ(カフェオレに、チョコレートシロップをどっぷり入れた感じのもの)など買っては、一気に飲んでしまう私です。

ベアー&ブレイデイ

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ブレイデイが我が家のメンバーに加わって約1ヶ月。1日最低、1時間の散歩を2回(多いときには、3回)している効果なのか、ハイパー加減は、大分おさまった。しかし、まだまだ油断は禁物。全然疲れていないのか、筋肉がいい具合に暖まったせいか、散歩から戻った直後が、一番ハイパーになる。そんなときに、ベアーが視界に入ろうものなら、マウンテイングを始めてしまう。マウンテイングとは、犬が遊びで、他の犬や動物、時には、人間に対して背後から覆いかぶさるような行為の事だが、この行為は、マウンテイングした相手が、自分よりも下という認識の現れで、飼い犬の場合、飼い主やその家族に対して行うのは、絶対に許してならない行為だ。我が家では、ブレイデイには、猫のベアーにも服従させるのが、最終の目標である。まあ、一時のハイパーさは、長くて3分。その後は、大抵、自分のベッドヘ行って丸くなっている。まだまだ100%とはいえないものの、ブレイデイのしつけも、75%完了というところだ。

living in a moment(今を生きる)

 私のお気に入りのテレビ番組、「ドッグウイスパー」で犬のトレーナーをしている、シーザーの言葉で、最近意識しているのが、「living in a moment(今を生きる)」というものだ。シーザー曰く、犬は、過去の経験を引きずる事は、なく、犬の不幸な過去などに同情を抱く人間のエネルギーが、犬の精神的なバランスを崩しているケースが多いと指摘している。例えば、虐待された犬を救助し、その情報を知った、新しい飼い主が、「虐待されてかわいそうに」と思いながら育てる事によって、次第にその犬は、凶暴になったり、異様に神経質になったりするという。そこで、シーザーは、犬の過去を分析せず、今、この時を前向きに生きる事をすすめている。
 先々週の番組で紹介された、人間とのコミュニケーションを閉ざして4年経つ犬のケースは、まさしくその典型的なものだった。その犬は、薬品の研究所で、薬のテストに使われていたのだけど、やがて救助団体に救助され、その過去に同情した女性にもらわれることになった。しかし、その女性のもと4年たっても人間に対して脅え続ける犬のリハビリを、シーザーが引き受けることになった。結局、その犬は、シーザーのもと半日もしない間に、普通の犬にもどった。その女性は、常に、その犬に対し、同情の念を抱いていたということとで、それがすべてでないにしろ、この犬のコミュニケーションを拒否する要因になっていたということだ。
 接する人間が、その過去を忘れ、今を生きる事を意識する事によって、犬の態度が大分変わってくる、という何ともスピリチャル的な話だけど、犬は、私たちの言葉より、人間が発するエネルギーを読むという、彼の論理が理解できた番組であった。

 話は、ちょっとずれるけど、「今を生きる」と言えば、バイオリン教育法で有名な鈴木式を開発した鈴木慎一氏も、彼の著書の中で、そんな生き方をすすめていた。バイオリン演奏家からバイオリン教育者に変更して数年後、第2次世界対戦のため、長野に疎開を強いられた鈴木氏は、父の経営するバイオリン工場で必要な木材を入手するため、バイオリン教育の変わりに、木材探しに駆け回った時期があった。その際、食べ物にも不自由し、木材探しで入った山の中の、川辺に生える青草などを食べて飢えをしのいだと、書かれてあった。そんな時期、彼は、バイオリン教育を夢見ながらも、「今日出来る事を精一杯行う事」を常に意識して生きたとおっしゃっていたのが、非常に印象深い。そして、ドッグウイスパーのシーザーが言う、living in a momentと なんだか共通しているように思えたのでした。

インデイアンサマー

 今日は、とってもいい天気だった。朝一のブレイデイの散歩も、ジャケットなしで、トレーナーのみで十分だったし、たった今戻った夜の散歩も、同様であった。残念だったのは、今朝方4時ごろ、トニーの会社から仕事の呼び出しがかかったときに、一家揃って起きてしまったので、綾花は、午後の図書館のストーリータイムの後、すっかり眠ってしまい、この気候を楽しめなかったこと。この時期に、こんなに暖かなのは、本当珍しい。この調子で、冬も暖かであって欲しいなあ。

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